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既存社員教育

ITスキル(ITSS)研修

研修ロードマップの構成

(1) 研修コース群(体系図)

研修コース群は、当該職種における実務能力の向上、若しくは新たな職種への転換に必要な研修コース群を一覧的に配置したものです。

(例)研修コース群(体系図) ITスペシャリスト(プラットフォーム)

 

研修コース群の横軸は、研修コース群の受講レベルを表します。受講者は、自分の現状レベルに位置している研修の受講を計画します。

エントリレベルの前に、ITスキル標準で示すプロフェッショナルの領域にエントリするための研修を想定した「未経験レベル」を設定しています。未経験レベルでは、プロフェッショナルとしてエントリする(言い換えれば、情報サービス企業に就職する)ために、前提として求められる知識を修得する研修コースを位置付けています。情報サービス企業から見れば、採用する人材が、即戦力となる知識を予め修得していることを期待しています。しかしながら、我が国においては、現実にはこうした前提知識を持った人材が十分に供給されておらず、採用後に企業が一定の教育負担を負っている状況が大半となっています。未経験レベルは、産業界から教育界に対しての基本的な教育ニーズを示したものとしても活用することもできます。

一方、ハイレベルでは、もはや他者から教えられる形式で知識を修得していくことは想定されていません。ハイレベルのプロフェッショナルは、難易度や責任度の高い実務を積み重ね続けることを基本としながら、社内外のコミュニティ活動の場において、他のプロフェッショナルとの交流を重ねることで切磋琢磨されるためです。また、コミュニティ活動を通じた業界や社会に対する貢献や、後進育成という役割も求められます。

研修コース群の縦軸は、その技術内容に応じて下記の通りテクノロジ、メソドロジ、プロジェクトマネジメント、ビジネス/インダストリ、パーソナルの5つの要素に分けられています。

  • テクノロジ
    業務を遂行するに当たり必要とされる技術的なスキル。最新技術動向、開発技術、プログラミング技術など
  • メソドロジ
    業務を遂行するに当たり必要とされる手法や方法論、解決技法等のスキル
  • プロジェクトマネジメント
    プロジェクトを遂行するに当たって必要となるスキル。「プロジェクトマネジメント」以外の職種においても業務を遂行するにあたり、プロジェクトマネジメントの要素を必要とされます。ITスキル標準ではプロジェクトマネジメント協会が提唱するPMBOK(Project Management Body of Knowledge)の知識体系を参考にしています
  • ビジネス/インダストリ
    その職種、専門分野において知っておくべき知識。業界に特化した事象や業界動向、法律、規則など
  • パーソナル
    業務を遂行する際に必要とされる人間的側面のスキル

(2) 研修コース一覧

研修コース一覧は、研修コース群に対して、その内訳となる研修コース、研修方式及び期間等を一覧的に整理したものです。

(例:研修コース一覧 アプリケーションスペシャリスト(業務システム)

各研修コースには、利用すると適切な研修方法に”○”印が付けられ、標準的な研修期間が記載されています。

  • eラーニング
    CD-ROM等の教材、またはASP(アプリケーションサービスプロバイダ)を利用し、パソコン等を活用することで、講師を伴わずに独力にて行う学習方法
  • 講義
    一人の講師に対して多数の受講者を対象とした対面型の学習方法。一般的に講師から受講者に対し情報の伝達が行われる
  • ワークショップ
    講義とは対照的に、講師と受講者による双方向のコミュニケーションを主体とする学習方法。受講者数は講義と比較した場合、少数となるのが一般的
    研修期間は、eラーニングの場合は、「標準時間」を、クラス(講義、ワークショップ)の場合は、「標準日数」を示しています。

(3) 研修コースの内容

研修コースの概要、受講対象、前提条件、履修後に期待されるスキル修得目標などを示します。

(例)研修コースの内容 ITアーキテクト概説(前半部)

  • 講座分類
    研修コースを識別するための参考に、コース体系の中での位置付けを入門講座、基礎講座、上級講座及び特別講座と分類し表記
    ・「入門講座」:未経験レベル~レベル1に対応
    ・「基礎講座」:レベル1~3に対応
    ・「上級講座」:レベル3以上に対応
    ・「特別講座」:必要に応じてビジネスや技術等の最新動向を習得するコース
  • 対象専門分野
    研修コースを識別するための参考に、職種共通に必要な研修コース、専門分野固有の研修コースの区別を表記
  • コース概要
    研修コースの目的や、内容のポイント等を記述
  • 受講対象者、受講前提
    当該研修コースを受講する前提となる知識や経験、立場等を記述
  • 研修方法、期間
    研修コースを設計する際に参考となる例を記述。期間は、目安であり、絶対的なものではありません。講義とワークショップを合わせてクラスルームと記述しています。
    本研修ロードマップでは、情報サービス企業が研修制度を整備する場合を想定して記述しています。そのため、知識学習ではeラーニングを最大限活用する内容としていますが、これは、実務を抱えるプロフェッショナルが効率的に学習するための最適なモデルを示すという観点、及び良質なeラーニングであれば、質の高い教授方法・内容をより多くの人材に対して提供することができるという手段の有効性の観点によるものです。また、実務につながる実践的な研修内容という観点からは、講義やワークショップという研修方法も重要です。高い教育効果を上げるためには、「誰がどの様に教えるか」という点が大事であり、ハイレベルのプロフェッショナル人材による監修、講義等の貢献が求められています。
  • 研修修了後のスキル修得目標
    当該研修コースを修了した成果として期待される実務能力の度合いを記述
    (例)研修コースの内容 ITアーキテクト概説(後半部)
  • 対象スキル項目・関連する知識
    当該研修コースに関連する知識を、ITスキル標準で整理しているスキル項目/知識項目に対応して整理。策定にあたっては、情報処理技術者試験の知識体系やPMBOK(プロジェクトマネジメント知識体系ガイド)等といった、情報サービス産業において広く認知されている知識体系の内容を勘案しながら整理しています。これにより、ITスキル標準/研修ロードマップとしての様式や表現に表現を合わせていますが、必要な知識内容の要点を網羅しています。

(4) 研修コース・知識項目マトリックス

研修コース・知識項目マトリックスは、縦軸に対象スキル項目と知識項目、横軸に研修コース群と研修コース名を配置しています。マトリックス部分では各研修コースで習得すべき知識項目を”○”印で示しています。

(例)研修コース・知識項目マトリックス  アプリケーションスペシャリスト(一部分)

この表は2つの観点から活用することができます。1つは、縦軸(研修コース群、研修コース名)を中心に見る方法です。研修コースに含まれている知識項目を一覧表で参照することができるため、複数の研修コースを受講する場合でも、自分が習得すべき知識項目を容易に確認することが可能となります。

もう1つは、横軸を中心に見る方法です。受講者が習得すべき知識項目の行を参照すると、受講すべき研修コースが容易に分かる仕組みになっています。

<出典:IPA情報処理推進機構 HP>


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